障泥烏賊(アオリイカ)

五島列島福江島の大浜地区で漁獲される旬の魚介類についてご紹介いたします。11月は、「障泥烏賊(アオリイカ)」をご紹介いたします。

障泥烏賊(アオリイカ)

漁獲期間:11月~4月、

障泥烏賊(アオリイカ) 漁の様子

【写真:障泥烏賊(アオリイカ) 漁の様子】

英語名:Bigfin Reef Squid 「Bigfin=大きなヒレ」という意味をもつように、その大きなヒレが特徴のアオリイカ。半月型の大きなヒレをひらひらとはためかせながら優雅に海中を泳ぎます。アオリイカは日本各地でたくさんの呼び名をもち、九州地方ではミズイカ(五島列島でもミズイカと呼ばれています)やクツイカとよばれ、その他外見がバショウの葉に似ることからバショウイカ、藻場に産卵するため四国地方ではモイカ、沖縄地方ではシロイカ(シルイチャー)などの様々な名前で呼ばれ海釣りでも人気が高く、全国的に広く親しまれています。また、五島のアオリイカの水揚げ高は全国有数を誇り、アオリイカは五島の代表的な水産資源のひとつとなっています。

漁獲方法

アオリイカ漁

五島は日本でも有数のアオリイカの水揚げ高を誇る漁港です。旬の時期(2月~3月頃)には1~2キロにもなりイカの王様と言われてます。夕刻に船を出し、漁火の中での漁になります。また、アオリイカは主に夜、餌を求めて海岸近くに現れるため、沖にまで出なくても手軽につりを楽しむことができ、海釣りの獲物としても人気です。エギングと言う『餌木(エギ)』と呼ばれるエビの形をした疑似餌をつかった技法等で釣りを楽しむことができます。

生態

名称 障泥烏賊(アオリイカ) 学名 Sepiotenthis lessoniana
分類 ツツイカ目・ヤリイカ科・アオリイカ属 分布域 ハワイ以西の西太平洋からインド洋の熱帯・温帯域に広く分布します。日本では北海道以南の沿岸に分布し、特に太平洋側では鹿島灘以南、日本海側では福井県の西側以南に多く生息します。
生態 通常は深場に生息します。春から夏にかけて海岸近くの浅場にやってきて海藻や岩の隙間にマメの鞘のような寒天質の卵鞘を一ヶ所に固めて産卵します。藻場がへりつつある昨今では海藻の代わりに「イカ柴」とよばれる海底に投下された山柴に卵を産み付けます。卵からは20日ほどで孵化し、幼体は浅い海で小魚や甲殻類を捕食して成長します。夏には体長数cmの幼体が浅い海で落ち葉のように擬態し、波間に漂う様が観察することができます。幼体は沿岸の浅い海で体長 15cm-20cmほどまで成長し、冬になると深場に移動します。大型は胴長40cm前後まで成長します。雌より雄のほうが大きくなるといわれ、大部分のイカと同じく寿命は約1年ほどです。 特徴 胴長は約40-45cm。大きいものでは50cm以上、重さは6kg以上に達します。沿岸域に生息するイカとしては大型の部類に入ります。胴が丸みを帯び、胴の縁に渡って半円形のひれを持ちます。外見はコウイカに似ていますが、甲は薄くて透明な軟甲です。雄の背中には白色の短い横線模様があり、雌は横線模様が不明瞭です。 名前の由来に、大きなヒレをあおって泳ぐからアオリイカという説があり、また標準和名のアオリイカは漢字では障泥烏賊と書きますが、この名前はひれの色や形が障泥(あおり)と呼ばれる馬の胴体に巻く泥よけの馬具に似ることにからきているという説もあります。

調理方法

障泥烏賊(アオリイカ) の刺身

【写真:障泥烏賊(アオリイカ) の刺身】

歯ごたえがえのある肉質で、甘みがあります。遊離アミノ酸が国産のイカとしては最高水準で、その味、質もイカの中では最高とされ大変美味です。身の透きとおった刺身はもちろん、天ぷら、煮つけなどに利用されます。また、一夜干しにしてあぶったものは酒の肴としても最高です。ぜひ一度ご賞味ください。

掲載日:2007年3月19日

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