真蛸(マダコ)

五島列島福江島の大浜地区で漁獲される旬の魚介類についてご紹介いたします。5月は、「真蛸(マダコ)」をご紹介いたします。

真蛸(マダコ)

漁獲期間:4月~8月

5月の魚「真蛸(マダコ)」

【写真:タコツボ漁】

マダコは大変頭のいい生き物で、周囲の環境に合わせて体色や突起の長さを数秒ほどで変えることができ、岩石や海藻によく擬態します。昼は海底の岩穴や岩の割れ目にひそみ、夜に活動して甲殻類や二枚貝を食べます。腕で獲物を絡め捕り、毒性を含む唾液を注入して獲物を麻痺させます。腕の吸盤で硬い殻もこじ開けて食べてしまいます。天敵は人間のほかにも海鳥やウツボ、サメやエイなどです。危険を感じると墨を吐き、敵の目をくらませます。

漁獲方法

タコツボ漁(近海、沿岸)

タコツボ漁とは、タコが身を守るため狭い場所に潜む習性を利用した漁法です。タコは通常、海底の岩場の中に潜み、潮がゆるくなる時間帯を見計らい岩場から出てきては砂地などでイシガニや小魚、貝などを短時間で捕獲し食しますが、潮が変わると慌てて住処に戻ろうとします。隠れる場所の少ない砂地はタコにとって危険地帯であり、そこに絶好の隠れ場所があればタコはこれ幸いと入ってきます。また、海底から蛸壺をから引き上げる際も、壺から逃げるタコは滅多におらず壺の中でじっとしています。

生態

名称 真蛸(マダコ) 学名 Octopus vulgaris
分類 タコ目(八腕目) マダコ亜目マダコ科マダコ亜科マダコ属 分布域 オーストラリア、大西洋、地中海など全世界の温帯域の砂礫や岩礁海域
生態 マダコは引き潮時に干上がってしまうような浅い所から、水深40mほどの砂泥底、岩礁域などに生息しています。メスの方がオスよりも大きくなり、全長60cm、体重3.5kgほどに成長します。雌雄は、オスの腕(右3腕)の先が平らで吸盤がなく、各腕に平たく大きな吸盤が数個見られることなどで見分けられます。 特徴 腕を含めた体長は約60cmで、腕は胴体(いわゆる「頭」)の約3倍の長さです。危険を感じると墨を吐き、敵の目をくらませます。

調理方法

茹でたタコ

【写真:茹でたタコ】

タコと言えば「明石」と言われそうですが、五島のタコも明石に負けず、生で刺身も良し、茹でても良しの逸品です。茹でたものは、酢蛸や煮物、寿司種等にします。茹でずに生で刺身、薄切りにしてしゃぶしゃぶにしても美味です。

【蛸の上手な茹で方】

  1. 頭部、胴体を裏返しにして、内蔵を除き、汚れやぬめりを取るため塩をまぶしねじり込むようにしてもみ洗いをします。
  2. 柔らかくするため、まな板にたたきつけます。
  3. 水を煮立てた中にタコを入れ 中火で15分ぐらい茹でます(柔らかくするため、酢を入れることもあります)。茹でる時にほうじ茶を入れるときれいな色に仕上がります。
  4. 茹で上がったらすぐに冷まします。(冷水に漬けてもOK) 冷蔵庫で1週間は保存できます。

掲載日:2007年5月30日

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